計算機工学Ⅱ（前期）
(Computer2)
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コンピュータ利用技術の一つとして画像処理技術が急速に発展し, ファクシミリ(FAX),ディジタルカメラ, イメージスキャナなどの種々の電子情報機器に利用され，それらが普及してきており，２１世紀は画像・映像を主体としたマルチメディア時代といわれています。本講義では，ディジタル画像処理の代表的な概念やアルゴリズムを紹介し，画像処理システムの利用方法，新たな画像処理システムの開発方法を理解することを目的とし，教科書を使用しながら，各グループ当たり１台のパソコンを用いて，Project Based Learning(PBL)形式で授業を進め，プロジェクタでの発表も行います。
また具体的な学習目標は以下の通りです。
（１）基礎的な画像処理手法について，そのアルゴリズムと
処理結果の性質を理解し，実際にシステムを作成し，
動作確認をする。
（２）ディジタル映像機器の基礎でハードウェアとプログラ
ムを関連付けて理解する。
（３）画像処理がコンピュータの基礎となっていることを理解し，カメラ，ビデオ，放送，文書などの画像が関係する電気電子関連（家電，コンピュータ，自動車，電力，医療・福祉）だけに留まらず，食品・薬品関連，医学・生物学，環境科学などの広い範囲に影響を及ぼしていることを理解する。